読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 05/22

会長のほしみです。

タブレット(Nexus7)を買ったので、なんか電子書籍を読んでみようと思って青空文庫から。漱石の代表作として名前がよく挙がってくるし、なんか劇的な展開があるんかと思ってたら全然そんなことがなくて、猫の住んでる家の主人(変人)と、その友人たち(変人)のくだらない会話とか、小騒動とかで構成されている。会話のテンポが良いというか、読みやすかった。(ほしみ)

「同じ女子のチケットを10枚集めたら、"揉める"」禁断のチケットを巡って男子高校生が熱い駆け引きを繰り広げる物語。土橋なにやってんのと思ったが、読んでみたらいつもの土橋なんだけれど、ありがちなクールすぎる主人公とか非現実的すぎる設定とかなしに、馬鹿らしい情熱さの溢れた作品で、傑作だった。(ほしみ)

マルクスの逆襲 (集英社新書 494B)

マルクスの逆襲 (集英社新書 494B)

マルクス入門書のつもりで読み始めた、けどマルクスを理解している人が対象っぽくてこれからの日本はマルクスじゃないとダメだ~みたいな話。マルクスが分からないから合ってるんかどうか全然分からない。勉強し直してから読みたい。(トキュン)

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

大学生らしい大学生の話。1冊で大学の4年間が終わる。一瞬で終わる。社会人になってから読むのはきつい、大学生のうちに読んでおいてよかった(アロゲ)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)

DORAGON BASUTAA。普通なら出会わないような身分の二人が出会う和風中華ファンタジー。3巻熱望。(アロゲ)

不動カリンは一切動ぜず (ハヤカワ文庫JA)

不動カリンは一切動ぜず (ハヤカワ文庫JA)

京大出身の作家。ルネに積まれてた時に買ったらしい。性交をすると死んでしまうけど、遺伝子が近ければ大丈夫、みたいな病気が流行るSF。ので、親父に犯られる少女系の話かと思ってたけど、後半不動明王とか出てきて、宗教世界に物語が侵食されまくる。SFの設定とかどこへ消えたんだ。(アロゲ)

東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫)

東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫)

短編作家のヒロインとの恋愛ラノベ。3巻はひたすらハッピーエンドへ突き進みます。青春すぎてつらい(アロゲ)

分析哲学講義 (ちくま新書)

分析哲学講義 (ちくま新書)

科学哲学をやってると分析哲学者の名前がかなり出てくるので、入門書として読んだ。「分析哲学」という一派がある訳ではなくて、「真理に至るための言葉が曖昧なままだったら真理に至れても普遍性がないから、きっちり定めよう」という論理哲学・言語学者の仕事をまとめた感じ。(アロゲ)

CDは株券ではない

CDは株券ではない

事前にCDの売上を予想することは可能か?ということを試みる本。タイトルから分かるように、「出来ない」がこの本の結論。と言っても科学的手法ではないので予測と結論自体はあまり重要ではなくて、対談の中とかに今の日本の音楽シーンを表すような言葉(「日本人って本質的にあまり音楽が好きじゃないんじゃないか」等)があって面白い。(やっしー)

テクノ・ディフィ二ティヴ (ele‐king books)

テクノ・ディフィ二ティヴ (ele‐king books)

テクノという音楽のジャンルのディスクガイド。テクノについてあまり知らなかったのだけど、そのルーツの話とかジャンルの発展の流れとかが分かった。(木下)

次回は5/28(火)です。よろしくお願いします。