読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

1/5 例会

今年初めての例会です 今年はその日のうちに更新することを目標にします

シェイクスピアの中で最も残酷な悲劇と言われる作品。三部構成から成っており、一部ではゴートの民族を倒した宴会のようすが描かれているが、ここから始まる復讐劇の連続の一つ一つが残酷であり、悲しくもある。
その一つ一つが印象に残るのも確かであり、傑作である。(しのぶ)
鏡子の家 (新潮文庫)

鏡子の家 (新潮文庫)

三島由紀夫中期の作品。鏡子と、鏡子の家にやってくる四人の男を描いた話。解説に書いてあるが、これだけ多くの人物を動かしておいてそのどの人物も印象が薄くなることなく描くのは至難の業である。普通は登場人物ごとに印象の濃い人物、印象の薄い人物が出るものだがこの作品にはそれがない。その点で優れているといえる。さらに三島由紀夫特有の緻密な情景描写、心理描写もあり読み応えのある作品だった。(ぐうすか)

次の例会は月曜日が祝日のため、1/19です。