読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 3/25

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)

表紙の女の子が出てくる話がめっちゃ語尾に「♡」がついてて小林泰三らしくないな、と思ってたら「性交体験者」がかなりスプラッタで、後ろの2本もかなり正気をゆさぶってきて、精神をやられそうだった。(アロゲ)

玩具修理者 (角川ホラー文庫)

玩具修理者 (角川ホラー文庫)

小林泰三らしい奇妙な論理で読者の心を揺さぶってくる。三半規管が壊れて時間の感覚がなくなったことによるタイムワープとか、量子力学用語を出して未来での波動関数の収束がどうの過去で発散して、みたいな感じで理解が追いつかないんだけど、めちゃくちゃおもしろかった。(アロゲ)

明るい森見、みたいな感じ。全体的に森見っぽくはあるんだけど、変なジメジメ感がないというか、割りと爽やかにラブコメなので読みやすかった。一応ミステリとして書かれてるけどそんなにガチって訳でもなく、映画にかける各々の思いとか、黒髪おかっぱ清楚美少女とのやりとりとかが面白かった。(ほしみ)