読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 1/14

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。ほしみです。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

恥ずかしながら読んだことがなかった(ずっと本棚にはあった)ので読んだ。"すごいカタルシスが感じられる劇的な展開があって物語が終わる"というような作品ではなくて、ほとんど人間に見えるように振る舞うアンドロイドと人間の違い、共感と人間性のつながり方というテーマと向き合わさせられる作品。予想してた方向とは違ったけど、楽しめたし名作と呼ばれるのも納得(ほしみ)

Vくらいまではまあ普通におもしろいかな、くらいだったんだけど、VIでめちゃくちゃ面白くなった。今までの設定と伏線を全部絡めて使っていく感じで、一気に読んでしまった。情報生命体たちの諍いと、それによって引き起こされる人間たちの争いを非常に上手く纏めて表現してあって感服。(アロゲ)

入間人間はめちゃくちゃ文章がくどいというか、読みづらいイメージがあったんだけど、このシリーズは割りと読みやすかった。読みやすいけど、入間人間らしさは残しつつ、という感じ。昔に決定的な仲違いをしてしまった男女が、タイムマシンで9年前(仲違いをする前に)戻って仲違いをしないようにするけど……というタイムパラドックスという話かと思ったけれど、完全に入間人間に騙された。やられた、という気分を味わいたければぜひ。すごく面白かった。(アロゲ)

執着心 勝負を決めた一球 (PHP新書)

執着心 勝負を決めた一球 (PHP新書)

野球好きなので。野村克也さんが「昔、巨人のV9を達成した時には、野球技術だけではなくて精神面も非常に優れていた。それは野球だけでなくて一般的な場合にも当てはまる」というような話をしてらっしゃったので、タイトル的にこの本もそういう本かなと思って期待して読んだ。ら、完全に野球の技術解説本だった。野球好きなら楽しめる。(グースカ)