読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 10/22

ほしみです。

DON’T TRUST OVER 30 (星海社文庫 タ 1-2)

DON’T TRUST OVER 30 (星海社文庫 タ 1-2)

作者が30歳を超えてしまった時に思ったこと・実体験っぽいものを漫画にした短編とか。理想と現実の差とか、妹が結婚して子供を持つような年齢になった時に自分の両親に対して感じるイライラとか、嫌っている父親と自分がどうしようもなく似ていると気づいてしまった時とか……劇的な物語はないけど暗い感じ。(ほしみ)

水に描かれた館 (創元推理文庫)

水に描かれた館 (創元推理文庫)

四人来るはずの弁護士が五人きたので、誰が偽物……?というところから話が始まる。ミステリ調だけど、幻覚とか超現象みたいなのがどんどん出てきて、どちらかというとホラー。それを超心理学的な解釈で切っていく、みたいな。少女漫画的なノリで書かれている部分があって、若干くどかった。(アロゲ)

ぐるりのこと (新潮文庫)

ぐるりのこと (新潮文庫)

「ぐるりのこと」=自分の身の回りのことについて書かれている。旅行に行った時に感じたことと世界状況とを繋げて書いてみたり、別荘の境界について書いてたと思ったら人間との境界に飛んだり、話が結構飛んだりする。けど、一周回ってきちんと繋がっていたりするので、なかなか感心させされる。真面目なエッセイはほとんど読んだことがなかったけれど、良かった。(アロゲ)