読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 6/26

会長のほしみです。
もうすぐ7月です。

表紙とか、ケーキ屋とか、設定的に少女マンガっぽい話、かと思ってたけど、個々のイベントの可笑しさがはっちゃけてて(ええじゃないか踊りをするとか、失踪癖のある教授とか、装置の使い方が森見っぽい)、それなりに少女マンガっぽい本筋のストーリーとのギャップが中々よかった。(あロゲ)

kindleで読んだ。高校の頃読んだっきりだったけど、大学生になってから読むと「才能がないのをバレるために逃げようとする」「それでも自分には才能があるから普通の仕事に就きたくない」とか、色々突き刺さってきた。(アロゲ)

安部公房全集〈1〉1942.12‐1948.5

安部公房全集〈1〉1942.12‐1948.5

最近ほとんど読んでなかったけど、また読み始めようと思って「全集なら間違いないやろ」と手にとった。初期の作品には詩が多くて、安部公房独特のいびつなところはあまりないけれど、文体とかはそれらしさが感じられてよかった。(やっしー)

郵便的不安たち

郵便的不安たち

ジャック・デリダ評を出したのと同時期に出た、対談とかのまとめ。99年の本なのでその時点での問題を挙げてたりするだけど、まだ解決されてなかったりするのが面白い。最近はテキストそれ自体を読むという文化が薄れてきているとかどうとか。まあ、一番おもしろかったのはあずまん自体のオタク遍歴を説明するくだりだった。(やっしー)

いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)

いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)

有名な童話っぽいSF。ご主人様をあんなに慕っていたと思ったらすぐ次のご主人様に乗り換えるのがおもしろかった。(ほしみ)

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)

ナイト・ウォッチ三部作の一つ目。上遠野っぽい。(と言えるほどに上遠野作品を読んでないので怒られそう)(ほしみ)



次回例会は7/2(火)です。