読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 05/08

会長のほしみです。例会です。

日本沈没 下 (小学館文庫 こ 11-2)

日本沈没 下 (小学館文庫 こ 11-2)

ようやく読み終わった。地学ハードSFという感じだった上巻とはまた違って、実際に日本が沈没していく中で政治が、経済がどのように動いていくのか、どのようにして国民を逃がそうとするのかが主題。素人目には本当にそれっぽく見えて、実際日本が沈没することになったらすぐに知れる立場にいようと思った。(ほしみ)

クーンのパラダイムデイヴィドソンの言語哲学、解釈学的循環と観察の理論負荷性の関係から最終的に「私たちは今考えている事から始めるしかない」という事が語られる。(アロゲ)

桜色の春をこえて (電撃文庫)

桜色の春をこえて (電撃文庫)

一人暮らしを始めた女の子が不動産屋の手違いで不良っぽい女の子と住むことになるところから始まる。不良(?)の女の子が最初は傍若無人なんだけど、話が進む中で単に不器用だったり家庭の問題を抱えたりしているという事がわかったり、主人公も家庭に問題を抱えてる事がわかって、友情を深めながらそれぞれの問題に向かい合っていく展開が百合的にとてもすばらしかった。(アロゲ)

大人のための残酷童話 (新潮文庫)

大人のための残酷童話 (新潮文庫)

いろいろな童話を毒を織り交ぜながら作者なりの解釈で作りなおした短篇集。毒が強いため一気に読むのはつらくて読みきるのに時間がかかった。(アロゲ)

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

これを読んでも構造主義は学べません。けど、色んな哲学者の思想を分かりやすく説明してくれる。(アロゲ)

箱入りドロップス (1) (まんがタイムKRコミックス)

箱入りドロップス (1) (まんがタイムKRコミックス)

常識を知らない箱入りムスメが主人公。口止め料にアイスを貰って超いい笑顔をするコマがめっちゃ良かった(アロゲ)

筆者は物理学者で、日常をただ記しただけの日記みたいな感じなんだけど、ものすごい些細なことでも気になったら注目して考察する、その姿勢が「こういう人が科学者なんだ」と感じさせられる。(やっしー)

「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

「上から目線」の原因や問題点を説明し、更に解決法も提案。前々から上から目線というものをしてしまう人って何なのだと思っていたので読んだけど、非常に誠実に書いてくれていてよかった。(やっしー)

箱男 (新潮文庫)

箱男 (新潮文庫)

安部公房の文って読みやすいなと思っていて、それでこの本を買ってみたけどめっちゃ読みづらかった。途中から「見る-見られる」の関係が文自体にも滲みでてきて、誰が書いているのかよく分からなくなってくる。(トキュン)

いい女vs.いい女

いい女vs.いい女

意味がわからないけど無理やりねじ込んでくるというか、暴力的な文だった。意味は分からないけど心を動かされるというか、感動するというか。本筋がない。(石田)

次回は5/14(火)です。