読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 10/6

豊かさとは何か (岩波新書)

豊かさとは何か (岩波新書)

1980年代の、高度経済成長を抜けた日本について言及した本。
目まぐるしい経済発展の一方で日本が忘れていた個人の幸福について書いてあるが、これが現在日本にもつながるものが多く、今から20年以上前に書かれた本なのかと驚かされる。
ただし、作者の思想なのであろうが、ところどころ傾いた思想も見られるので、そのような思想批判が苦手な人にはお勧めはできない。福祉などについて考える上では様々な資料も提示してあり良書なのだが…(ぐうすか)