読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 9/17

ほしみです。
久しぶりの例会記事です。(1回忘れ、そのほかは人が集まらず未開催)
夏休みなので曜日感覚がなくなっている人間ばかりです。

ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

奇書と呼ばれているのは知っていたので非常に読みづらいのかと思っていたけど、だんだんと新しい事実が明かされていく流れは単純に推理小説として面白く、構成が非常によく練られていて楽しめた。心理遺伝、精神遺伝についてはあまり詳しくないけれど、筋道立てて真面目に書かれているっぽいところと、あーここめっちゃデタラメ言ってるな……と思えるところが混在してたきがする。妹モノって聞いたけど、妹の出番ほとんどなかった。やっぱりあの表紙が奇書感を煽ってる感じがする。(ほしみ)

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

薦められたので半分くらい読んだ。「秘密結社が架空の国についての百科事典を出版したことで世界がどんどんその国に塗り替えられていく」みたいな話だったり、「密林の奥の遺跡で男が、夢の中の人物を現実の存在として生み出そうとする」みたいな話だったり、すごく神秘的・幻想的な、そして意味が分からん短編集。(ほしみ)

日常推理モノ。ハードカバーだけどほとんどラノベみたいな感じで、なにより主人公の男が非常にうじうじしていてイライラ。カバーに「選考委員全員がうまいと言った」とか書いてあるけど、ホントか?と思った。(アロゲ)

熊の場所 (講談社文庫)

熊の場所 (講談社文庫)

西尾維新人間シリーズの元ネタのバット男ってのが載ってる、って聞いたので読んだ。なんというか非常に胸くそ悪くなる話で、メンヘラ怖いとおもった。社会的弱者に「バット男」っていうラベルをつけて、そういうものはどこにでもいるし僕はそういうのになりたくない、って断言する主人公は、如何にもメフィスト作家っぽいと感じた。(アロゲ)

現象学的な心: 心の哲学と認知科学入門

現象学的な心: 心の哲学と認知科学入門

フォロワーに現象学なんてこれ読んどけばオッケーだって言われたので借りてきました!(読んでない)(アロゲ)


例会、曜日固定すると来られない人がいるってことで週ごとにずらしたりしてましたが、面倒なのとどっちだったか忘れてこない人が多かったりするので固定するかもしれません。