読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 7/24

ほしみです。
試験期間です、どんどん本を読みましょう。

サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

書店事件メモシリーズの2作目?3作目?。1作目がすごく切れ味良かったので期待してたけど、ちょっと微妙だった。ただ表題作はなかなか良くて、作中に登場するミステリ作家が解けなかった謎をただの書店員が解いてしまうのは痛快だった。(あろげ)

推理小説のベスト版的アンソロである推理小説年鑑、の中からいくつか抜き出した、ベスト版の(作家的)ベスト版。あー、こういうの桜庭一樹が好きそう、みたいな、ミステリのトリックよりも人間を描くことに重点が置かれた作品が多かった、気がする。楽しめた。(あろげ)

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

複雑に交じり合った都市と都市の間で起こる殺人事件から始まる、ハードボイルドミステリ+ファンタジー+考古学SFみたいな作品。片方の都市にいるときは、もう片方の都市に関するものを゛見てはいけない゛という決まりがある、馬鹿らしくも感じる設定。殺人事件を追ううちに二都市の成り立ちに焦点が移っていき、何故こんな奇妙な都市ができたのかを巧妙にはぐらかすので読む手が止まらなかった。(ほしみ)

次回は7/30……かな?