読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 4/24

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

まどかマギカインスパイア?のラノベ。(ほしみ)

プラズマ物理入門

プラズマ物理入門

プラズマの人になることになったので(ほしみ)


意識だけ時間移動する主人公が、なぜタイムリープが起こったのかを解明する話。古めだが、プロットが練られていて読み返した時に感動する。(あろげ)

桜庭一樹の読書感想文やらなんやら。読書の姿勢が理想的で、例えば自分の好きではない本を探求するなど。(あろげ)

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)

科学って、このままでいいのか? を考えようと思って読んだ。科学哲学の意義、論理学の方法などをわかりやすく説明されている。電子は実在するのか、についての議論が詳しい。(あろげ)

疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学

「科学哲学の〜」より広く扱われている。まず、超能力を例に出し、疑似科学がどのように科学と違うのかを解説する。(あろげ)

日常の謎を解いていく系のミステリで、漫画に比べてちゃんとストーリーがある。簡単な謎にわざと大掛かりな方法を用いたりする。(あろげ)

WORLD WAR Z 上 (文春文庫)

WORLD WAR Z 上 (文春文庫)

ZはゾンビのZ。ゾンビの脅威から脱出したあとの話。生き延びた人々への10年後のインタビューという形式。主婦、軍人から大統領に至るまでの証言から顛末を描き出す。アクションも織り交ぜていて、まさに読みたい本だった。映画化。(リチャード)

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

ショートショート以上に短い4コマ小説。内容は部室でダラダラするだけ。アニメが面白かったので持ってきた。(のん)

電撃の大賞をとった人の作品。時計屋の息子が、タイムリープして、女子と中身が入れ替わり、魔法学校に! マリ見てみたいな女子高ヒエラルキーの中で頑張ったりする。SF要素もあってかなり面白くてオススメだが、続きが、、、。(のん)

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

京大を舞台に走れメロス他四つの名作をパロった一作。受験生の時に読んだけど、入学してから読んでみたらより楽しめた(トキュン)

ガリレイの生涯 (岩波文庫 赤 439-2)

ガリレイの生涯 (岩波文庫 赤 439-2)

ブレヒト作の1955年くらい?の戯曲。科学と権力の対立をテーマにしてガリレイの生涯を描く。ガリレイについては非理性的な宗教に理性的な科学が屈した、という図式が一般には信じられているが、ここでは科学と権力の対立という新しい図式を用意することで、観客の先入観を排除し自分で考え判断することを促している。いわゆるブレヒトの「異化効果」というもので、その意味でこの作品はブレヒトの典型的な叙事的演劇であるといえる。

劇中、史実と同じようにガリレイは教会の圧力に屈し地動説を撤回してしまい、結果として民衆の間で高まっていた科学への機運を損ねることになってしまった。これはガリレイの罪の1つである。またガリレイは教会の半ば飼い殺しのような状態で研究を続け、「新科学対話」を書き上げるが、その成果は全て教会に取り上げられてしまう。このシーンはブレヒトが初稿を書き上げた後、広島の原爆のニュースを受けて大きく書き換えられたもので、権力が科学から悲劇を生み出してしまうことへの危惧が強くにじみ出ている。(樹下)

グッドモーニング

グッドモーニング

詩は難しいものだ、と思ってしまった。(樹下)


次回例会は4/30(火)です。