読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 4/15

リライト (ハヤカワ文庫JA)

リライト (ハヤカワ文庫JA)

10年前の自分が携帯電話を取りに来るはずだったのに来なかった、なぜ?というところから始まるSF小説。最初は普通のタイムリープ青春物っぽい感じだが視点が変わるたびに登場人物の固有名詞が変わっていきどういうことだ?と混乱しながら読み進めていくと滅茶苦茶な真相が明かされる。SF史上最悪のパラドックスと帯に書いてあり、普通こんなことが帯に書いてあったら期待外れであることが多いのだが、これはおもしろかった。(アロゲ)
ミーナの行進 (中公文庫)

ミーナの行進 (中公文庫)

親戚の女の子ミーナとその家族と過ごした日々を主人公の回想の形で書いた小説。悪い人間が出てこなくて、ペットのカバですら魅力的に書かれておりかけがえのない日々を過ごしたのだなということが伝わってくる小説だった。(アロゲ) 
嘘の見抜き方 (新潮新書)

嘘の見抜き方 (新潮新書)

元検事による「嘘」について書かれた本。うそをつく人はどんな仕草をするか、などかなり実用的なことが書いてあります。新書で内容が直接役立つものなので時間をかけてゆっくりと、味わって読めました。心理学者とは違った「嘘」へのアプローチはとても参考になりました。(グースカ)