読トリン活動日誌

京大読トリンの例会活動内容を記録します。

例会 7/15

姉飼 (角川ホラー文庫)

姉飼 (角川ホラー文庫)

ホラーというより不思議な話をまとめた作品集。表題作が姉という名前の生き物を調教する事に嵌っていくという話なのにその姉を初めて見た脂祭りの描写が鮮明にされていてそれが気持ち悪く、なんだこの話はと思った。(アロゲ)
文学部唯野教授のサブ・テキスト (文春文庫)

文学部唯野教授のサブ・テキスト (文春文庫)

筒井康隆の小説、文学部唯野教授の外伝的な本。唯野教授が質問形式のインタビューに答える部分と筒井康隆河合隼雄等との対談が収録されてる。唯野教授が質問に答えていくところはユーモア全開でとても面白かった。(アロゲ)
教室内(スクール)カースト (光文社新書)

教室内(スクール)カースト (光文社新書)

スクールカースト」というあまり焦点の当てられないテーマについて書いた本。膨大なインタビューを通してスクールカーストの実態を描いている。つい最近まで「クラス」という閉ざされた空間にいた自分にとってはとても身近な話であり興味を持てる内容だった。いくらかエグい話もあるが、それによって描かれるスクールカーストの実態にもリアル感がでている。 (グースカ)